こんにちは♪ワンオペママ矢野です。
皆さん、フランスの子育てってどんな感じか想像つきますか?
私は映画の影響でフランスの子育てについて興味を持ち初め、色々文献を読んでみて子育てに対する考え方が少し変わったので皆さんにも紹介したいと思います。
前提として、日本の子育てが悪いとかフランスの子育てを真似るべき!とかそういった意見ではないです。
むしろ、色々見た上でやっぱり日本っていいな・・と思う内容も多かったです。
子育てが辛いと思う方に、目から鱗!?となるような考え方を紹介することで大変な思いをしているママさんの肩の荷が少しでも軽くなれば・・という思いで記事にしていきます。
気になる方はぜひ最後まで読んでみてください❤️
フランスはほとんどのお母さんが粉ミルク育児
まず、日本と顕著に違うと感じたのがフランスでは粉ミルク育児(いわゆる完ミ)のお母さんが日本に比べてとても多いということ。
理由はいくつかありますが、一番は「産後の自分の体を少しでも早く回復させるため」というのが大きいようです。
母乳はお母さんの血液からできているものなので、授乳するとかなり体力が削られます。
また母乳は粉ミルクより消化が良いのでお腹にたまりにくく、赤ちゃんの睡眠が短くなる傾向にあります。
そのため産後の回復を早めるには母乳育児より粉ミルクが適しているという考え方がフランスではあるようです。
日本では「母乳神話」と言われるほど、母乳に含まれる免疫や授乳時のスキンシップによる愛情形成がとても重要だとされていますね。
私自身は乳首が盛大に陥没していたせいで母乳が軌道に乗らず、生後1ヶ月で母乳を断念した経緯があり・・。
今も「授乳して赤ちゃんが幸せそうに寝てくれるなんてどれだけ母として幸せを感じられるだろう・・」と母乳育児に憧れがあります。
それはフランスでの考え方を聞いた後でも変わりませんが、粉ミルク育児に切り替えてから感じたメリットも確かにたくさんありました。
ここでお伝えしたいのは、
母乳がいい、いや粉ミルクの方がいい、という話ではなく自分の体や心の状態に合わせて選択していいんだということです。
母乳育児も粉ミルク育児もどちらもお母さんが赤ちゃんに愛情を持って行っていることに何も変わりはない!そんな考え方がもっともっとママたちにも世間にも浸透していけば良いなと思います。
親子愛のためには夫婦愛が重要という考え
フランスでは、親子間の愛情ももちろん大事にしていますが
そのためにも夫婦が仲良くいることがとても重要だという考えがあります。
文章にすると至極当然のことにも思えますが、
私の周りでは「産後はホルモンの関係で一時的に夫のことが嫌いになった」「産後しばらくは夫婦仲が険悪だった」というエピソードが目立つので個人的にはハッとさせられました・・!
ちなみに両親が仲の良い環境で育つと、自己肯定感が高くなりやすいらしいです。
産後仲良くいられるためにできること
とはいえ正直、産後は自分の体調も優れないし慣れない子育てが始まるしで母になったばかりの私たちに「夫も大事にしろ!」となると爆発してしまいそうですよね・・!
私も夫とは10年近く一緒にいて(交際期間5年+結婚して4年)、やっと喧嘩が少なくなってきたのですが
仲良くいるために大事なのは「お互いの苦労を知ること」「思っていることを伝えること」だと感じます。
「産後で体調めっちゃ悪いのに全然気遣ってくれない」「寝不足で夫の行動全てにイライラする」と思っている場合
私たちはつい「産後体調が悪いのは当然=それを夫が理解していて当然」だと思ってしまいますが
意外と夫側は「退院したってことはもう体平気なんでしょ!?」と思って接しているかもしれません。
我が家では「わかって当然でしょ」と思っていたことも伝えてみるようにしたら夫側の行動や言葉が変わってきたと感じます。
産後のコミュニケーションが円滑にいかない!と感じている方は一度「伝わっていないんだろうな」という前提で自分の気持ちを言語化してみると旦那さんの行動が変わってくるかも・・!
ちなみにこんな本があるので、「私が言っても聞いてくれない!」と思う方は渡してみてください😉(荒技)
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逆に、夫側も夜泣きで何回か目が覚めちゃったり寝不足になりながら大黒柱として働くプレッシャーを感じていたり・・。
お互い伝えないとお互いの苦労が理解しきれず「自分の方が大変!」と思って喧嘩が増えてしまいがちなので、
どちらかだけが大変なわけじゃないって思うようにしたいですね。
赤ちゃんが泣くことは可哀想なことではない
フランスでは、赤ちゃんが泣いていてもすぐに抱っこしたり駆け寄ったりはしないそうです。
それは「赤ちゃんが泣くこと自体は可哀想なことではない」から。
もちろん何が欲しいのか、何が嫌なのかをしばらく観察してそれに応じて対応はしますが
泣いている=すぐにあやさなくちゃ!という考えはあまりないようです。
日本ではとりあえず泣いていたら抱っこする!家事があれば抱っこ紐を使って抱っこしながら!という考えが主流な気がするので想像しにくい方もいるかもしれません。
フランスではこの考え方が主流なためか、夜泣きをする赤ちゃんというのが少ないようです。
赤ちゃんが泣いてもすぐに親が駆けつけないことで、赤ちゃんが徐々に夜中に起きても自分で眠れる力がついていくようです。
色々な考え方がありますが、もし今夜泣きに悩んでいたり、子育てに疲れ切ってる方がいたらこの考え方を頭の片隅に入れておくと少し気が楽になるかもしれません。
赤ちゃんの将来を見据えた子育て
前項で「赤ちゃんが泣くこと自体は可哀想なことではない」という考え方についてお話ししました。
フランスでは、「赤ちゃんが泣くこと自体は可哀想なことではないが、大人になったときに感情を自分で管理する能力が備わっていないことは可哀想なこと。」と言う考え方があります。
泣いていること自体は問題ではなく、将来ストレスを感じた時にどう処理するかどうかを教えてあげることが重要だということですね。
そのために必要なのは「泣いていたらすぐ泣き止ます」ことではなく「自分でストレスに対処できるような声かけをすることだそう。
(声かけについてはまた別途記事を作成する予定です。)
赤ちゃんや子供より大人が優先
日本ではなかなか根付かない考えですが、フランスでは赤ちゃんや子供よりも大人が優先される「大人ファースト」な家庭が主流です。
「家は父母の物だから、家に置くものは全て父母のこだわりに沿ったものだけ」と言うポリシーで、カラフルなおもちゃは置かないことにしている家庭があったり
「陶器をインテリアとして飾るのが趣味だから、子供が産まれてからも飾るわ。子供には割らないように根気よく言い続けるのよ。」
と、自分のこだわりは子供が生まれてからも変えないのが主流です。
実際、物心がつく前から根気よく言い続けることで子供は段々と「これは触ってはいけない」とわかるようになるんだそう。
フランスの家庭では大人ファーストが主流なので家に置くものの決定権は親にあり、子供が生まれたからといってそのこだわりを必ずしも曲げないでいい、という考えです。
もし家や暮らしに自分のこだわりがあり、それを一時的に我慢していることでストレスを感じている方はフランス流の考え方を取り入れてみてもいいかもしれません✨
ちなみにフランスでは、マカロンやチョコレートを手土産で持って行くと「こんな美味しいものは子供にはもったいない!大人だけで食べてしまいましょ💕」となることも多いのだとか😂
赤ちゃんは生まれてすぐに子供部屋が与えられる
日本ではほぼ聞かない気がするのですが、フランスでは生まれてすぐに赤ちゃんに子供部屋が与えられます。
生後1〜2ヶ月は両親と寝る家庭もあるようですが、大体が生後割とすぐから赤ちゃんは子供部屋で寝るんだとか・・!
・赤ちゃんが自分で眠る力を育てたい
・両親の安眠のため
・両親のスキンシップのため
日本には浸透しにくい考え方かなと思いますが、前項でも述べた通り「フランスの赤ちゃんは夜泣きが少ない」そうなのでご家庭の考え方によっては取り入れてみても良いかもしれませんね✨
フランスに限らず、海外では赤ちゃんのうちから子供部屋で寝るというのが大半なようなのでもしかしたら日本の文化は少数派なのかな・・?
とはいえ、個人的には「どうせすぐ一緒に寝てくれなくなっちゃうんでしょ?😭」と思うので、一緒に寝てくれるうちは一緒に寝たいなと思っています。
自分の考えにあったものがあれば取り入れてみてください
日本のお母さんもフランスのお母さんもみんな「赤ちゃんのために!」と思いながらそれぞれ自分のベストを尽くしているので、それだけで本当にすごいことですよね。
今回は、日本以外の考え方を知ることで「子育てとはこうあるべき!」という固定概念が少し薄くなると少し子育てに対して前向きなイメージを抱きやすいかなと思い、フランスの子育てについて記事にしてみました。
色々な考え方を知って自分に合うものを見つけられると少し気が楽になりそうですよね😊
詳しくフランス流の子育てについて知りたい方は、こちらの本がおすすめです。
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何冊か本を読んでみましたが、一番なるほど!と思う内容が多かったです。
今後も何か発見があったら記事にしていきます!では、ごきげんよう✨